生保労連(全国生命保険労働組合連合会)は生命保険会社の営業部門・事務部門に働く労働者25万人(19組合)を組織する労働組合です。

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ワーク・ライフ・バランスの実現

課題意識の共有


ワーク・ライフ・バランス労使フォーラムの開催(2018年5月14日)

2018年5月14日、都内会場で「労働時間問題から働き方改革を考える~営業マネジメント業務を中心に~」をテーマに「ワーク・ライフ・バランス労使フォーラム」を開催しました。当日は、各組合・生保会社・他産業の労働組合などから164名のご参加をいただき、パネルディスカッションを通じて、「営業現場の長時間労働の原因」「労働時間問題への労使の対応状況」「より魅力ある営業現場に向けた今後の対応・方向性」等を中心に労使で認識の共有をはかりました。


プログラム

【主催者挨拶】

生保労連 中央執行委員長 大北隆典

【パネルディスカッション】

「労働時間問題から働き方改革を考える ~営業マネジメント業務を中心に~」

<コーディネーター>

法政大学 キャリアデザイン学部 教授 佐藤厚氏

<パネリスト>

アイネス労働組合 中央執行委員長 兵後篤哉氏(情報労連 中央執行委員)

日本生命 業務部 新活動開発課長 平田純一朗氏

住友生命労働組合 業務対策部長 西村嘉惠氏

生保労連 中央書記長 宮本進平


パネルディスカッションでは、主に機関長の働き方や労働時間の問題に焦点を当て、生保産業および情報サービス産業の現状を踏まえ、営業現場の長時間労働の原因や解決の方向性などについて意見交換を行いました。

パネルディスカッションの流れ

Ⅰ.問題提起

Ⅱ.現状報告

  • ・生保産業の例
  • ・情報サービス産業の例

Ⅲ.営業現場の長時間労働はどこに原因があるか

Ⅳ.労使は労働時間問題にどう対応しているか

Ⅴ.より魅力ある営業現場をめざして

Ⅵ.意見交換・質疑応答

Ⅶ.まとめ



ワーク・ライフ・バランス研究会の開催(2019年4月24日)

生保労連は、「仕事と生活の好循環」の実現に向けた課題認識の共有をはかるため、2019年4月24日、都内会場で「ワーク・ライフ・バランス研究会」を開催しました。当日は、各組合・生保各社から65名にご参加いただき、「働き方改革」に取り組む上で求められるポイントや具体的な取組み事例を労使で共有し、生保産業全体で「働き方改革」を進めていく上での共通認識を深めました。

 

プログラム

【開会挨拶】

生保労連 中央執行委員長 大北隆典

【基調講演】

「御社の女性活躍、ここが間違ってます。
 働き方改革でワークライフバランス 女性の活躍支援を」

講師:相模女子大学 客員教授 白河桃子氏

【事例発表】

「生保産業における「働き方改革」の取組み〜より魅力ある産業をめざして〜」

<事例発表者>

アクサ生命営業社員労働組合 中央執行委員長 小川昇氏

大樹生命労働組合 中央副執行委員長  樋下一郎氏

明治安田生命労働組合 中央執行委員  清本美香氏

<進行>

生保労連 労働政策委員長 米田稔

基調講演

「御社の女性活躍、ここが間違ってます。
 働き方改革でワークライフバランス 女性の活躍支援を」

講師:相模女子大学 客員教授 白河桃子氏


※発言要旨

・多くの女性が「仕事と子育ての両立」に不安を感じており、キャリアを落とさずに働き続けられるフェアな環境(①長時間労働の是正、②年功の廃止、③父親の家庭参画の促進)をつくることが重要

・「働き方改革」はビジネスモデルや価値観の変革を迫る「経営改革」であり、「働き方改革」を通じて長時間労働やワンオペ育児・稼ぎから脱却することは「暮らし方改革」にもつながる

・多様な働き方を認め、お互いを尊重することは幸福な職場環境の醸成につながる。「自分が受け入れられている」という心理的な安心感はチームの生産性を高め、イノベーションの創出にもつながる

事例発表

「生保産業における「働き方改革」の取組み〜より魅力ある産業をめざして〜」

【発表者】

アクサ生命営業社員労働組合 中央執行委員長 小川昇氏

大樹生命労働組合 中央副執行委員長 樋下一郎氏

明治安田生命労働組合 中央執行委員 清本美香氏

【進行】

生保労連 労働政策委員長 米田稔


※発言要旨

【アクサ営組】

「働き方改革の労使共同宣言」に基づき取組みを推進

・組合としての3つの基本スタンス(①女性の営業管理職への登用にネックとなる長時間労働の是正、②7割以上が女性である営業社員の仕事と家庭の両立の実現、③内勤職も含め誰もが元気で明るい職場環境の整備)を踏まえ、2018年3月に「アクサ生命 働き方改革の労使共同宣言」を採択した。

・これまでの働き方を変えることは一朝一夕には難しいが、「社員の笑顔こそお客さまサービスの大前提」との考えのもと、実効性ある「働き方改革」の取組みを今後も労使で進めていく。


【大樹労組】

働き方変革で「一人ひとりが納得感の高い働き方の実現」を

・「一人ひとりが納得感の高い働き方の実現」を目的に、管理監督者層を含めた長時間労働抑制・休暇取得促進、営業現場の働き方変革、所属長の意識変革といった「働き方改革」の取組みを労使で推進している。

・本社を中心に制度・インフラ面は前進したが、支社・営業現場との取組み格差が拡大しているため、意識変革や生産性向上の観点からも引き続き取り組んでいきたい。


【明治安田労組】

「イノベーションの創出」に向けた取組みを推進

・「働き方改革」については過年度から労使で取組みを進めており、直近では防犯カメラを活用した「在館管理システム」の導入等により、総労働時間は大幅に縮減している。

・一方で、業務の削減・効率化や意識改革は道半ばであると認識しており、今後も「働き方改革」の最終目標である「イノベーションの創出」に向けて、労使で継続した取組みを推進していく。