生保労連(全国生命保険労働組合連合会)は生命保険会社の営業部門・事務部門に働く労働者25万人(19組合)を組織する労働組合です。

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中央執行委員長挨拶

輝く未来に向けて新たな一歩を踏み出そう 全国生命保険労働組合連合会 中央執行委員長 勝田 年彦

 

長く続いたコロナ禍は経済や地域社会に大きな変化をもたらし、私たち生保産業に大きな影響を与えました。また、生保産業をめぐる環境は、少子高齢化や人口減少、販売チャネルの多様化等を背景に引き続き厳しい状況にあります。

こうした時だからこそ、組合員の力を結集し、魅力ある産業・労働条件づくりや持続可能な社会づくりに積極的にチャレンジし、輝く未来に向けて新たな一歩を踏み出していくことが重要です。

 

生保産業の社会的理解の拡大に向けて

生保産業は、過去の大規模自然災害等においても保険金・給付金のお支払いを通じて社会的使命を果たしてきました。コロナ禍においても、新型コロナウイルス感染症による入院給付金等のお支払いを通じて、社会保障制度の補完的役割を果たす生命保険の重要性を社会・国民に再認識いただけたものと捉えています。

今後もさらに生命保険の必要性を社会・国民に定着させるためにも、営業職員の「フェイス・トゥ・フェイス」による地道な活動を通じて、お客さまに寄り添い、地域社会の中で人と人とをつなぐ「かけはし」としての役割発揮が期待されていると感じています。

このような生保産業が担う社会的な役割の位置づけ・重要性について、広く社会に認知されるために、生保労連としても「生活設計教育の推進」「消費者団体との意見交換」さらには「地域・社会への貢献に向けた取組み」等を展開していきます。

 

働く者の魅力度を高めていく

コロナ禍以降も活動制限が継続しているケースが多く、営業職員の活動量・生産量は回復途上にあると言えます。また、社会全体として賃上げの機運が高まっていることで、産業を越えた人材獲得競争が激化し、募集環境・採用環境ともに非常に厳しい状況にあります。

このようなことから、生産回復に向けた営業支援策の強化に加え、賃金改善等による組合員のエンゲージメント向上等を通じて働く者の魅力度を高めていくことが求められいます。

「組合員の声」を大切にし、よりよい方向に向かうための方策を労使で協議・交渉できる労働組合の存在意義をいかんなく発揮し、組合活動の活性化に向けた取組みを進めていきます。

 

組合員の期待に応えるべく、役割・機能を発揮していく

生保労連活動をより力強く進めていくためには、組合員との団結・連携が欠かせません。昨今の歴史的な物価高の影響を受けて、労働組合の活動にフォーカスした報道も増えており、組合員からの期待も大きくなっているものと感じています。

労連としましても、組合員との「対話」を重視し、産業別労働組合としての「先導的役割」と「バックアップ機能」の発揮に努めてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。