中央執行委員長挨拶

昨年も様々な場面で、コロナ禍が生保産業で働く私たちに影響をおよぼしたことは記憶に新しいと思います。中でも、コロナ療養に伴う入院給付金対応について、営業現場で奔走された方々や支払い対応にあたられた方々、その他様々な立場でサポートされた方々のすべてのご尽力に心より敬意を表します。
この経験を通じ、生命保険の社会的な意義・役割を改めて感じるとともに、これまで以上にお客さま一人ひとりに寄り添いながら安心・安全をお届けすることの重要性を再認識できたものと確信しています。
2023春闘を未来につながるターニングポイントにする
長引くコロナ禍の影響、急激な物価上昇、円安を背景に、連合では5%程度の賃上げを求める等、社会・組合員からの賃上げに対する期待は非常に高まっていると感じています。
生保労連としても、生保産業や営業職員体制の持続的な発展に向けて、積極的な「人への投資」を求めることで、組合員のみなさんのモチベーションや働きがい、能力の向上をはかり、生産性向上につなげていく必要があると考えています。
この2023春闘が、生保産業や組合員のみなさんにとっての確かな未来につながるターニングポイントとなるよう、全力で取り組んでまいります。
心と力をあわせ 共に踏み出そう
昨年行われたサッカーワールドカップにおいては、日本代表がベスト16の壁を打ち破るべく、ピッチに立つ11人だけではなく、ベンチの選手、監督コーチ、そしてスタンドや日本から応援する国民も一体となって挑みました。手強い相手にも勇気をもってチャレンジし、心をあわせて闘うことが大きな力になることを教えてもらいました。
2023年は「卯年」ですが、癸卯の年でもあります。「癸」と「卯」の組み合わせから、これまでの努力が実を結び、勢いよく成長し飛躍するような年になると言われています。これまでみなさんが培ってきた「努力」を財産にして、私たちも「勇気」と「チャレンジ精神」を持って共に大きく踏み出していきましょう。
生保労連も25万人の組合員のみなさんに寄り添いながら、心と力をあわせて生保産業で働くことの魅力を高めるよう、果敢に取り組んでまいります。