生保労連(全国生命保険労働組合連合会)は生命保険会社の営業部門・事務部門に働く労働者25万人(19組合)を組織する労働組合です。

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中央執行委員長挨拶

豊かな未来に向かって歩み続けよう 全国生命保険労働組合連合会 中央執行委員長 勝田 年彦

 

ステージを変える「2025春闘」

現在、社会全体で賃上げの流れが加速していますが、「2025春闘」において、生保労連としても前例の踏襲ではなく、ステージを変えるために積極的にチャレンジしてまいります。営業職員、内勤職員ともに「さらなる収入の向上」に向けた最大限の取組みを行いますが、とりわけ内勤職員について約30年ぶりに引き上げ水準の目安を示すとの内容で1月14日の中央委員会に上程しました。また、生保協会との労使協議においても、水準の目安を示し「積極的な賃金改善」を求めていくことで、各組合における春闘交渉の支援につなげてまいります。

来たる「2025春闘」において、継続的な賃金改善に向け、皆さんの後押しとなるよう全力で取り組んでいく所存です。

 

生保産業のプレゼンス向上

生保産業が持続可能な産業として発展していくためには、組合員の皆さんが、日本の社会保障制度を補完する重要な役割・使命を担っていること、社会に誇れる重要な仕事に従事されていることを、広く社会に認知される必要があると考えています。

そして、そのような働く姿を知ることで、新しい仲間が生保産業に加わってくれるといった好循環を生み出すことがミッションだと認識しております。

そこで、「生命保険の重要性」「生保産業がお客さまや地域社会に果たしてきた役割」を伝える「生保の役割チラシ」を作成しました。生保労連では、他産業との各種会議でこのチラシを活用し周知に取り組んでいます。また、皆さんにも活用いただけるよう今後展開してまいります。

加えて、地域における組合員のさらなる役割発揮の観点から「地域の安全を見守る運動」の再構築を進めております。すべての組合員が日々の活動のかたわら、ちょっとした「目配り・気配り・心配り」をすることで、地域の安全確保に貢献していこうというものです。

このような組合員一人ひとりによる地域社会への貢献に加え、お客さまサービス体制の維持・強化を通じて安心・豊かさをお届けすることは、安心・安全に暮らせるサステナブルな地域社会の実現につながり、ひいては生保産業のプレゼンスを高めることにつながるものと考えています。

 

豊かな未来につながる女性活躍

生保労連は、女性組合員比率が89%であり、連合に加盟する産業別労働組合の中で最も女性比率が高い組織です。そのため、連合のジェンダー平等推進においてもリードしていく存在でありたいとの強い意識を持っていますが未だ道半ばという状況です。

この状況からステップアップするには、組合役員の女性比率を高めることが必要であり、そうすることで女性が働きやすい職場環境が整い、さらには女性が多く活躍する生保産業の豊かな未来につながるものと考えております。全加盟組合において、組合役員の女性比率向上に向けた取組みを一層推進いただけるよう、引き続きバックアップを行ってまいります。