生保労連(全国生命保険労働組合連合会)は生命保険会社の営業部門・事務部門に働く労働者25万人(19組合)を組織する労働組合です。

生保労連のつなげる、つながるブログ

情熱の果物(?)、パッションフルーツ

こんにちは、書記局の鈴木です。組織と政策を担当していますが、そう申し上げてもイメージいただけないと思います。一言でいえば、組合員のみなさんに組合活動により関心をもっていただくことと、みなさんの声を広く世の中にお伝えすることが私の仕事です。

 

連日、嫌になるほどの猛暑が続いています。外回りのみなさんをはじめ、組合員のみなさんにおかれましては、本当にお疲れさまです。


 
この夏わが家(千葉)では、猫の額ほどの畑でパッションフルーツを育てています。まだ青い状態ですが(熟すると紫色になるようです)、一つだけ実が付きました。

 

10年ほど前に八丈島へ家族で旅行に行ったときに初めて食べたのですが、その魅惑的な味が忘れられず、育ててみることにしました(ふだんの世話は妻にやってもらっており、私はもっぱら土日の水撒き担当ですので、えらそうなことはいえませんが…)。

 

 

調べてみると、パッションフルーツはブラジルあたりを原産とし、日本では南西諸島あたりを中心に栽培されているようです。本来、亜熱帯など暑い地域で育つ果物が首都圏でもそこそこ育つということであれば、これも温暖化の影響なのでしょうか。

 

パッションフルーツの“パッション”とは、「情熱」という意味だけでなく、「キリストの受難」という意味があるとのことです。その花に「十字架にかけられたキリスト」を見たことに由来しているらしいです。日本では時計に似ているということで「時計草」と呼ばれ、片や「キリスト」…。同じ花からのイメージにも歴史や文化の違いが出ていますね。

 

みなさんは、この猛暑をどのように乗り切りますか。私はパッションフルーツのわずかな実を食べるのを楽しみに、この夏を乗り切りたいと思います。

 

七夕に想うこと

こんにちは。社会政策・広報委員長の磯村です。

 

今年は梅雨明けとも重なって天気に恵まれた七夕でしたね。星も結構見えました。

毎年の風物詩の七夕、皆さんにとって七夕ってどんなものですか?織姫と彦星の恋愛話?二十四節気の一つ?七夕人形など古来の風習もありますね。

 

私にとって七夕と言えば、「五色の短冊」です。青竹の風になびく笹を彩っている、願い事を書く紙・・・あれです。夢や希望など、あれこれ想像して、それを言葉にしたためて、短冊に託す。子供の頃、わくわくしたことを思い出します。それを由来にこの七月を文月という説もあるそうですが、旧暦の七夕は八月だったようにも思うので諸説あるのでしょう。

 

れはいいとして、我が家では、マンションの中庭のロビーにある青竹に飾りや短冊を吊るすのが、毎年の恒例行事になっています。

子供たちも、あれこれ相談しながら、一週間前から短冊に夢やお願い事を書いて吊るしていました。

パパに買ってもらえなさそうなものとか、サンタがくれなかったものとか、あれこれ相談した挙句、どの神様にお願いするのでしょう、「○○が欲しい」って・・・もう少し高尚な夢を書きなさいと思いますが、そんなものでしょうか。

 

お正月でもそうですが、「○○になれますように」とか「○○ができるようになりますように」とか、自分の願い事や希望を言葉にすると、頭の中で漠然としていたことがはっきりと整理できたり、目標ができたり、そんな意味でもとても前向きな気分になれますよね。言霊みたいなものでしょうか。だからでしょうか、この七夕という行事が、実は一年の中で一番好きな行事です。

 

目標といえば・・・「一年の計は元旦にあり」ということで、元旦に目標を立てる → 「三日坊主」 → これではいけない! → 4月年度始めに再設定 → 新年度だから歓迎会やらGWでいつのまにか何もできず・・・というより、何もせず。

大人になるとこんなことが多いですよね(笑)

 

そういう意味でも、この七夕、気持ちを落ち着けて一年の目標や希望に向かって取り組める最後の願掛けの時かもしれません。祈るだけの他力本願ではなく、行動に移す意味でも大事なタイミングでしょうか。

「いつやるの?」「今でしょ!」的な(笑)

 

皆さんは何を星空にお祈りしましたか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

仕事と生活の両立は大事です。

 

こんにちは。生保労連書記の堺です。労働局で営業職員委員会を担当しています。

 

実は昨年結婚しました。

 

結婚する前は、ずっとワーカホリック(仕事中毒)気味で、仕事が第一、プライベートは二の次、休日って何ですか?という日々を過ごしていました。自分はそれでいいと思っていましたし、それが職業人としても正しい姿だと思っていました。

 

しかし、家族ができると、私的な時間を持つことがとても大事だと、考えが一変しました。できるだけ、家族と一緒に過ごしたい。そのためには、仕事を要領よく終わらせる。自分の健康は家族のためにも大切なもの、睡眠時間もしっかりとる、休日はしっかり休む。

 

何年か前の自分が今の自分を見ると笑うかもしれません。

 

「ワーク・ライフ・バランス」という言葉があります。これは、「仕事と生活の調和」と訳され、「国民一人ひとりがやりがいや充実感を持ちながら働き、仕事上の責任を果たすとともに、家庭や地域生活などにおいても、子育て期、中高年期といった人生の各段階に応じて多様な生き方が選択・実現できる」ことを意味する言葉です。(内閣府資料より)

 

この言葉は何も特別なことを言っているわけではないと思います。「ワーク・ライフ・バランス」という言葉で改めて定義しなくても、それ以前からあった、誰もが持っていた普遍的な生活スタイル、人生観なのかもしれません。

 

産業構造や経済・社会環境、技術の革新など、目まぐるしく変化をしてきました。これからも変化の時代が続いていくのだろうと思います。そんな中で、私たちは変化に対応しながら働き、そして、生活していくことになります。

 

健康を大事に、周りの人を大切に、決して無理をせず、これからも働いていけたらと思います。

生保労連の「ワーク・ライフ・バランス」イメージキャラクター

 

 

 

生保労連の「ワーク・ライフ・バランス」イメージキャラクター

 

 

 

 

 

 

 

日本の歴史を散策‐兵庫県朝来市「竹田城跡」‐

みなさんこんにちは。産業政策を担当している西脇です。

今年は例年より梅雨入りが早いですね。体調管理にも気を付けたいものです。

 

さて、今回は、ゴールデンウィークに訪れた日本100名城の一つ、兵庫県朝来市の「竹田城跡」をご紹介します。

 

竹田城は1440年頃、標高約350メートルの山の頂に、但馬の守護大名 山名宗全(中学校等の歴史で登場した、応仁の乱の西軍の大将です!)が基礎を築いたと言われています。その後、織田信長の命を受けた豊臣秀吉により1580年頃落城しました。

竹田城跡の全景

竹田城跡の全景

 

 

現在は石垣のみが残っており、山麓に無料駐車場が完備されているため、シャトルバスで頂上近辺まで行けるようになっています。私たちも上りはバスで頂上まで行きました。

 

 

 

 

立派な石垣

立派な石垣

当日は好天だったため、頂上からの見晴しもよく、遠くまで見通せました。秋から冬にかけての早朝には霧がかかり、雲海が発生するそうです。雲海に浮かぶ竹田城跡は、天空に浮かぶ城のようで、とても幻想的だと聞きました。日本のマチュピチュとも呼ばれているようです。

帰りは約50分かけて、山道を歩きました。(登るには1時間半ほどかかるそうです。)

 

 

 

 

たまには日常から離れてこうした日本の歴史を散策するのも、心身のリフレッシュのためにはとてもよいことだと改めて実感しました。

大阪から車で2時間程度の距離です。みなさんも機会があればぜひ訪れてみてください。

 

(朝来市のHP)

http://www.city.asago.hyogo.jp/

 

労働運動の歴史を学ぶ

みなさんこんにちは。社会政策委員会を担当している近藤です。

 

今回は、少し前の事になりますが、生保労連の書記局で訪問した友愛労働歴史館について紹介したいと思います。

友愛労働歴史館は、日本の労働運動に関する写真や資料が展示された施設で、芝公園の近くにあります。

日本の労働運動は、191281日の友愛会創設を源流としており(こちらは諸説あるようです)、約100年もの歴史があるそうです。建物の前には、「日本労働運動発祥之地」の石碑や友愛会創設100周年記念モニュメントなどが設置されています。

当日は、歴史館の間宮氏に解説をいただきながら、戦前の労働運動の歴史について学びました。

 

友愛会は、ユニテリアン派の教会で働いていた鈴木文治らによって創設されました。ユニテリアンは、「人間の尊厳、進歩と発達」をうたったキリスト教の宗派で、福沢諭吉が日本への招聘に尽力したそうです。

鈴木文治は、友愛会綱領で、①相愛扶助、②識見の開発・徳性の涵養・技術の進歩、③協同・着実な地位の改善をうたい、労働運動をスタートしました。

今回の講義は、友愛会が日本労働総同盟に名称を変え、幾度かの分裂や合併を行った後、第二次世界大戦中に解散する、という、大変先の思いやられるところでお開きとなりましたが、戦後に労働運動が活発化し、連合に集約され今日に至るまで、友愛会の思想が脈々と受け継がれていることは十分に感じられました。

 

歴史館では、こうした労働運動の歴史を後世へと伝え続けるために、労働運動に関する写真や資料を収集し、保存・展示を行っているそうです。常設展と企画展があり、10月末までは「鈴木文治・友愛会と吉野作造」展が開催されています。

平日10時から17時までの営業ですが、土日祝日の見学を希望される方はご相談ください、との事ですので、興味のある方は是非、足を運ばれてみてはいかがでしょうか。

 

友愛労働歴史館ウェブサイト   http://www.yuairodorekishikan.jp/