生保労連(全国生命保険労働組合連合会)は生命保険会社の営業部門・事務部門に働く労働者25万人(19組合)を組織する労働組合です。

生保労連のつなげる、つながるブログ

自然の力

 みなさん、こんにちは。昨年4月より書記局員の仲間入りをした広報委員会の篠原です。

新年に入り、すでにもうすぐ1か月…年末年始がずいぶんと前のことのように思えます。年末から年始にかけては曜日の関係で、世間一般的にも長いお休みだった企業が多いようですね。私自身、ゼミとアルバイトに明け暮れていた大学時代から思い起こしてみても、こんなに長いお休みをいただいたのは初めてでした。

せっかくなので普段できないことをしようと、インドネシアの小さな島でマングローブの勉強会に参加してきました。

 

みなさんはマングローブを見たことがありますか?残念ながらこれまで居住したことのある静岡・山梨・埼玉のご近所に生えるような木ではないため、私は初めて本物を見ました。

これがイメージ通りのマングローブ

これがイメージ通りのマングローブ

 まず、「マングローブ」という木があるのかと思っていましたが、これは海水と淡水の混ざった水で生きていける植物の総称だそうです。(知りませんでした…)

 

この「ひだ」がろ過装置です

この「ひだ」がろ過装置です

 

 

 海水でも生きていくために、枝の中にはたくさんの「ひだ」でできたフィルターがあり、いわゆる自然のろ過装置となっています。海水を淡水にろ過するだけでなく、汚れた水をきれいにすることもできるそうです。

 

 

先端の葉だけ黄色いのがわかりますか?

先端の葉だけ黄色いのがわかりますか?

ろ過された後の塩分は枝の先端に集まるようになっており、一番端にある葉に溜まります。そのため、どの枝でも一番端の葉は黄色く変色しており、最初に落葉するようになっています。

マングローブは逆境で生きていく知恵がたくさん詰まった植物でもある、というガイドさんの言葉が印象的でした。

 

しかし、海をきれいに保ってくれているマングローブに危機が迫っています。海が汚れていくにつれて、自然のろ過装置が追いつかない状況になりつつあるということです。

お菓子の袋がからみついています…

お菓子の袋がからみついています…

ジュースの空き缶やお菓子のビニール袋など、木にからみつき、排水のせいで水も汚れてしまっています。逆境に強いマングローブにとっても、非常に住みにくい環境です。

ゴミはインドネシアで発生しているだけでなく、遠く日本の地からも流れ着くそうです。普段目に見える場所、手の届く場所だけでなく、少しでも地球をきれいに保つことができるように日々生活したいと強く感じました。

 

人間一人にできることは限られていますが「小さなことからコツコツと」、地球にやさしい生活をしたいですね。

トラックバックする

トラックバック用URL: