救援ボランティアを通じて感じたこと
2011年7月05日
こんにちは、組織・社会政策担当の近藤です。
6月11~19日にかけて連合救援ボランティア第10陣が派遣され、生保労連からは広報・社会政策を担当する長﨑委員長と私が参加しました。
前半は多賀城市で側溝の掃除を行い、後半は名取市と石巻市でガレキ撤去などの作業を行いました。
名取市では、カーネーション栽培を行うビニールハウス内にたまったヘドロやガレキを除去する作業を行いました。栽培していたカーネーションはすべて津波でなぎ倒され、岩のように硬い泥が畑全体を覆い、農業の経験がない私から見ても、元の状態に戻すには長い年月が必要であることが分かりました。
津波の被害を逃れて残った花を刈り、畑の骨組みを壊していく作業は本当に胸が痛み、作業に関わった全員が悲しい気持ちになったと思いますが、依頼主の方が復旧・復興に強い意欲を持たれており、私たちの心をいつも奮い立たせてくれました。
作業をしている時に、他のボランティアの方が、「これはゼロではなくマイナスからのスタートだから頑張らないといけないんだ。」と話していましたが、まさしくその通りで、何も無い場所に畑を作るよりもはるかに大変な作業だからこそ、私たちボランティアが必要とされているのだ、ということを痛感しました。
ボランティア期間中は、大部屋で寝泊まりし、他の産別の方々と朝から晩まで行動を共にするという、貴重で得難い経験をさせていただきました。
これからも被災地で感じたことを忘れず、日々の仕事の中で復旧・復興に繋がることを続けていきたいと思います。
↑名取市のボランティアセンターには手づくりの可愛い看板がたくさんありました。
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