生保労連(全国生命保険労働組合連合会)は生命保険会社の営業部門・事務部門に働く労働者25万人(19組合)を組織する労働組合です。

生保労連のつなげる、つながるブログ

世代(年代)間の融合

みなさん、こんにちは。組織と政策を担当している、書記局の小島です。
「誰にとっても歯は命」の投稿以来、約5年半ぶりのブログとなります。

さて、現在、4年に1度のサッカーの祭典、ワールドカップが初めて中東の地、カタールで開催されています。みなさん、寝不足気味ではないでしょうか。

私は、通っていた高校がサッカーの「かつての名門」と言われる学校だったこともあり、高校時代からバスケットボール部員でありながらサッカーが大好きになりました。1998年のフランス大会に初出場して以降、7大会連続で本戦に出場している日本代表、私の高校時代には全く想像も出来ないことです。

みなさんよくご存じのとおり、1994年のアメリカ大会への出場権をかけて戦っていた1993年、あの「ドーハの悲劇」で本戦初出場を阻まれ、同年5月に発足したJリーグへの悪影響を含め、日本のサッカーの火が消えてしまうのではないかと懸念しましたが、その後も「火」は消えることなく、今では「当たり前」のように本戦出場が求められ、それを実現している日本代表を、心から誇りに思っています。

さて、本題ですが、「ドーハの悲劇」を選手時代に経験した日本代表の森保監督が就任の際にコメントしていたことで、最も腹に落ちた言葉として紹介したいのが、題名にある「世代(年代)間の融合」という言葉です。サッカーのみならず、すべてのスポーツ、すべての組織において、「世代交代」という言葉が、特に気にすることも無く、当たり前のように使われているように思います。かくいう私も、よくこの言葉を使っていると思います。ですが、よくよく考えてみると、世代交代という言葉には、ベテランと言われる層にとって、「もう、自分は必要とされていないのではないか」という、ネガティブな印象を与えている面があるような気がします。(自分がベテランの域に近づいてきているので、そう感じるのかもしれませんが・・・)

そこで、森保監督は、あえて「世代交代」という言葉を使うのを極力避け、「世代(年代)間の融合」という言葉を使っているのではないかと、私はそう感じています。実際に、現代表メンバーを見ますと、東京五輪世代とワールドカップ経験者がバランスよく選考されているように思いますし、チーム内の雰囲気も大変良いと報道されています。

他のワールドカップ出場国の戦いぶりを見てみても、アルゼンチンのメッシ、ポルトガルのロナウド、フランスのジルー等、ベテランと言われる選手がスタメンを張り、若手の台頭があるチームが、良い戦いを繰り広げているように感じます。

今、私はこのブログを日本がコスタリカに敗れた直後に執筆しています。ドイツに歴史的勝利を挙げた後だけに、余計にショックが大きいですが、「世代(年代)間の融合」によってさらにチーム力を高めた日本代表がグループリーグを突破し、ベスト8以上という「新しい景色」を共に味わえるよう、精一杯応援したいと思います。

がんばれ! ニッポン!!