アイルランド・ダブリン出張
2022年10月17日
はじめまして、生保労連で副書記長をしております松田です。よろしくお願いします!
生保労連には8月末に着任しましたので、着任から早2カ月が過ぎようとしています。
「まだまだ右も左もわからない状況ですが頑張っております」と言いたいところですが、そんな事を言っていたら、「甘えるな!」と各方面からお叱りを受ける予感がするので、何も言わないでおきます。
生保労連の副書記長は幅広い職務を担っており、国際担当にもなっていますので、着任早々の私も、9月13日~15日にアイルランドの首都ダブリンで開催された「UNI金融部会カンファレンス」に参加してきました。会議の様子は「機関紙 Union Net (ユニオンネット)672号」に掲載されておりますので、今回のブログでは、会議以外の出張中のエピソードを中心にお伝えします。(Union Netには当件以外にも有益な情報がたくさん掲載されておりますので、是非お読みください!)
みなさんは、アイルランドがどのような国かご存知でしょうか?アイルランドは北大西洋のアイルランド島にある国であり、北海道よりひとまわり小さい面積の国になります。(写真①)
アイリッシュウイスキーやギネスビール等が有名ですが、私がアイルランドを初めて知ったのは、2019年に日本で開催されたラグビーワールドカップです。福岡選手のトライ等で日本が強豪アイルランドを19 – 12で撃破したことを覚えている方もいらっしゃるのではないしょうか。(写真②)
今回のアイルランドへの移動は、フィンランド・ヘルシンキを経由し、飛行機で約19時間もかかる長旅になりました。北極圏の上空を横断するルートでしたので、移動中に現在地を確認した時は「北極の上を飛んでいる!」と、非常に興奮したことを覚えています。(写真③)
アイルランドに到着して最初に衝撃を受けたことは、屋外・屋内・会議中問わず、マスクを着けている人がほとんどいないという事でした。海外の映像等を見て、状況は把握しておりましたが、日本では多くの人は屋内外問わず、マスクを着けているため、日本と海外とではコロナ対策・国民の受け止め方に大きな違いがあると改めて感じました。(写真④)
ここからは、アイルランドでの食事についてご紹介します。会議会場となったホテルでの食事は、ヨーロッパやアジア等、様々な国から参加者が集まっているからなのか、イタリア料理のラザニアやパクチーをふんだんに使ったアジア系の料理が提供され、いずれも美味しくいただくことができました。会場近くのお店には、ハンバーガーやポテト、チキン等のジャンキーなメニューが多かった印象ですが、パスタ(ソフト麺のようでした)以外は、比較的美味しくいいただけました。(出張している中で一番おいしかった料理は、帰りのヘルシンキ空港で食べた熊本ラーメンでした)(写真⑤)
そして、アイルランドといえばギネスビールということで、毎晩ギネスビールをいただきましたが、非常にクリーミーで味もコーヒーのような絶妙な苦みがあり、日本でもお店にギネスビールがあれば、必ず注文したいと思える大変美味しいビールでした。(写真⑥)
また、アイルランドではアイリッシュウイスキーが有名ということで、ウイスキーにも挑戦しました。私はそれほどお酒が強くなく、日本でウイスキーを飲む場合はもっぱら「ハイボール」になります。ウイスキーの本場で飲むハイボールはさぞかし美味しいのだろうと思い、店員の方にウイスキーの銘柄を指さしながら「highball」とオーダーしましたが、うまく通じませんでした。これはおかしいと思い、急いで調べてみると、海外での「highball」は度数の強いスピリッツ等の炭酸割りを意味するらしく、恥ずかしい経験となりました。ハイボールの場合、正しくは「~with soda」、ロックで飲む場合は「~with ice」となるらしいです。また、店員の方からは、ハイボールで飲むのは論外で、ロックで飲むのも好ましくなく、ストレートで飲まないと本来のウイスキーの良さが分からないと説明を受けたので、何度かストレートで飲みましたが、途中からは覚えたての「~with soda」で本場のウイスキーを美味しくいただきました。
今回は、人生で初めて海外での会議に参加し、様々な貴重な経験をさせて頂きました。会議では、各国・地域の状況についての議論が行われ、日本と諸外国では労働組合の位置づけや課題は異なる部分があるものの、労働者・組合員のために何ができるのかを考え、行動するといった基本原理は同じであり、国や地域を超えた連帯・団結の重要性を肌で感じることができました。
生保労連としては、今後も、国際会議をはじめとした国際活動への参画を通じて、海外における各産業の現状や共通の課題(新型コロナ、デジタル化による雇用減少、東アジアにおける少子高齢化等)について情報収集・共有を行うとともに、日本国内を含めた他の産業の方々に、生保労連の取組みや、生保産業・営業職員の社会的役割をより深く理解いただくための取組みを進めていきたいと考えています。