箕面(みのお)人の密かな愉しみ ~こん太のお気に入り編~
2018年8月07日
連合の関連団体の教育文化協会に出向している書記の近藤です。早いもので、出向してもうすぐ2年が経とうとしています。連合運動の領域は非常に広く深く、その中で仕事させていただいていることに日々感謝しています。
今回は、約1年ぶりのブログということで、私が生まれ育った「大阪府・箕面(みのお)市」について紹介したいと思います。
箕面市は、「北摂地域」と呼ばれる大阪府北部に位置する、人口およそ13万人のまちです。6月18日に発生した大阪府北部地震では、近隣の高槻市、茨木市を中心に北摂地域が大きな被害を受けました。住民の皆さんが、一日も早く安心してくらせるようになることを心から願うばかりです。
さて、私も上京してから20年近くが経ち、今ではすっかり東京人風情を醸し出していますが、自身の素性に嘘はつけないもので、時折無性に食べたくなる地元のお菓子があります。
そう、かの有名な「もみじのてんぷら」です。
もみじの葉を揚げただけの、まさに「まんまやん。」な名物ですが、衣がかりんとうのようにカリッとしていて、「粉もん」にうるさい浪速っ子もこぞって太鼓判を押してしまう美味しさです。
なぜ、もみじなのかというと、箕面市は紅葉の名所としてとても人気があるからです。箕面市の北部には箕面公園が広がっていて、箕面駅前から日本の滝百選のひとつである箕面大滝まで、川伝いに遊歩道が続いています。晩秋の遊歩道は紅葉がとてもきれいで、多くの観光客で賑わいます。
もみじのてんぷらは、その遊歩道沿いのお店で売られていて、紅葉の季節でなくても買い求めることができます。運が良いと揚げたてを食べることもできます。
ただし、念願のもみじのてんぷらを手に入れても、油断していると天然記念物のニホンザルから「もみじ狩り」の洗礼を受けてしまいますので、その点はご用心ください。
そして、最近になって、大人ならではの新しいお気に入りを見つけました。
そう、世界が認めた「箕面ビール」です。
箕面ビールは、醸造所「箕面ブリュワリー」でつくられるクラフトビールで、世界の名だたるコンペティションで賞を獲得している、まさに「ほんまもん。」の名物です。
直営店にはパブが併設されていて、あまりのオシャレな雰囲気に腰が抜けそうになります。私の実家からも非常に近く、帰省したら必ず足を運ぼうと心に決めているお店のひとつです。
瓶のラベルやコースターには、やんちゃなニホンザルがスタイリッシュに描かれています。
さらに、先ほど紹介した箕面公園では、これからの季節、「川床」を楽しむことができます。これは、私が子どもの頃には見られなかった風景です。かつて、昭和時代の初め頃まで、箕面公園には川床があったそうですが、度々洪水の被害を受けたことなどもあり、衰退・消滅してしまいました。規制緩和がひとつの引き金となって、平成22年におよそ80年ぶりの復活を果たしました。現在では、地元の夏の新しい風物詩となっています。
蒸し暑い大阪の夏。「青もみじを肴に床で箕面ビール。」というのも粋な過ごし方ではないでしょうか。
ただし、貴船は川床(かわどこ)ですが、箕面は川床(かわゆか)と呼びますので、その点はご用心ください。
紹介したいことはまだまだたくさんあるのですが、今回はお気に入りの名物だけで終わってしまいました。また次回(約1年後?)、「~名所・旧跡編~」でお会いしましょう!
(注)「こん太」は、教育文化協会が発行する「ILEC通信」の編集後記で用いているペンネームです。次回登場する頃にはスリムになって、「こん」に改名しているかも知れません。
ILEC通信はこちら↓
https://www.rengo-ilec.or.jp/publish/ilectusin/index.html
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