ひな祭り
2016年2月17日
みなさん、こんにちは。
企画広報委員会を担当している副委員長の山村です。
〽あかりをつけましょ ぼんぼりに お花をあげましょ 桃の花~
3月3日は、美しいひな人形を飾って女の子の健やかな成長を願う、日本の春の伝統行事「ひな祭り」ですね。
娘がいるわが家も、毎年「ひな人形」と叔母が手作りした「つるし雛」を飾ってお祝いしています。ちなみに、ひな人形を飾る時期は、「立春」(2月4日ごろ)から2月中旬にかけて、また、ひな人形を片付けるのは「啓蟄の日(けいちつのひ)」(3月6日ごろ)がベストだと言われています。
ところで、皆さんは「つるし雛」をご存知ですか?
つるし雛は、様々な小さなお人形をたくさん作って、それを全部吊るしちゃうというものです。その始まりは、江戸時代といわれています。
当時、ひな人形はなかなか手に入らないとても高価なものでしたが、生まれてきた子供の幸せを願う気持ちはみんな一緒ですよね。ひな人形が買えない家でもお祝いするため、お母さんやおばあちゃん、叔母さんから近所の人たちまで、みんなが協力して少しずつ小さな人形をつくって持ち寄る「つるし雛」が始まったそうです。
このように、みんなの想いをいっぱい詰め込んで作られた「つるし雛」には、動物や花、衣服、遊び道具や野菜など、本当にいろいろな種類があります。これらはただの可愛い飾りではなく、「衣食住に困らないように」との願いを込めて飾られるもので、それぞれにちゃんと意味があるそうです。
例えば、「金魚」には、金魚のように「華麗に瑞々しく、悠々と人生を渡れるように」との願いが込められています。さらに、金魚はたくさんの卵を産むことから、多産祈願に通じる縁起の良い魚ともいわれています。
「兎(うさぎ)」には、赤い目に魔除けと護身(病気を退治できる)の霊力があり、優しく素直で言い争いをせず、「芯のある優しい人になれる」との言い伝えがあります。
「人参(にんじん)」には、滋養があることから我が子が健やかに育ちますように、との祈りが込められています。
ここでは紹介しきれませんが、大事なお守りとして、とても大切にされてきたことがよくわかりますよね。
このような細工物の意味や由来を、今までは全く知らずに飾っていましたが、今年はじっくり調べてみようかと思っています。
娘の健やかな成長を願いながら…。
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