生保労連(全国生命保険労働組合連合会)は生命保険会社の営業部門・事務部門に働く労働者25万人(19組合)を組織する労働組合です。

生保労連のつなげる、つながるブログ

ジャケットの胸ポケットについて考える

営業職員委員会を担当している書記の近藤です。

生保労連の「ノー上着・ノーネクタイ運動」が10月で終わり、クローゼットからジャケットを取り出して、「今年もあと2ヵ月で終わってしまうのか。」と寂しさにかられてしまう、そんな季節がやってきました。

 

さて、かねてよりとても不思議に感じているのは、ジャケットの胸ポケットは、なぜ、左胸だけにあるのか?ということです。

 

巷の人が着ているジャケットの胸ポケットを観察してみると、名札をはさんだり、携帯電話を入れたり、また、その携帯電話についているストラップのキャラクターが相棒のようにぶら下がっていたり、人によってはペンスタンドとして活用したりもしています。

何も入っていないように見えても、「いや実は、夢の片道切符が入っているんだよ」なんて人もいるのかも知れません。

 

オシャレな人の場合、ポケットチーフを挿したり、それではひねりが足りないからと高級ボールペンやリーディンググラスを挿したり、さらにひねった結果、何も挿さなくなったという話も聞いたことがあります。

 

私たちはこのように、あのネコ型ロボットにも負けないほどの様々なモノを、片方にしかないこのポケットにつめ込んできた訳ですが、では、なぜ、左胸だけにあるのか?

 

調べてみたところ、その由来は、

 

ポケットチーフを入れるためだけにつくられた

心臓の辺りを保護する防弾版を入れるためにつくられた

右利きの場合、左胸にポケットがあると便利だからつくられた

 

など諸説あるようで、本当のところはよく分かりません。

 

洋服の歴史はシンプル化の歴史で、時代とともに不要な部分がそぎ落とされ、これからも気づかれないようなスピードで、またゆっくりと進化していくのだろうと思います。

 

「いつかはこのポケットも淘汰されてなくなってしまうのではないだろうか」

 

そんな不安もよぎりますが、アンバランスなポジションであるにも関わらず、持ち前の器用さとルックスで十分すぎるほどの信頼と人気を勝ち得てきたこのポケットのことですから、未来の世界でもその左胸の定位置をまもり続けることができるのかも知れません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

トラックバックする

トラックバック用URL: