震災から2年半を経て…
2013年10月02日
みなさんこんにちは。
今年の8月21日より、生保労連中央執行委員長に就任いたしました浜田一郎です。このブログでは一年間のご沙汰でした。引き続き、よろしくお願いいたします。長く続いた夏の暑さもようやく去り、朝晩はすっかり過ごしやすい気候となりましたね。
さて、昨年10月18日に投稿したブログの続きとなりますが、今回は「東日本大震災を風化させてはならない」という想いを込めて、私の震災当日の状況をお話しいたします。
2011年3月11日(金)、まさに大震災の当日に、私は福島県いわき市の沖合で船釣りをしておりました。
昔からよく、海が荒れる直前には魚は荒食い(積極的にエサを食べてくる状態)をすると言われてきましたが、この日がまさにその状態で、自然の中では人智の及ばないことがたくさんあるのだと実感しました。
あまりにも釣れるので、いつもより早い時間に終了し、平潟の港に戻ったのが13時40分位でしょうか。港で仲間と30分程、釣り談義を交わし帰路につきました。
車を運転している最中、常磐道の那珂インターの手前で14時46分を迎えました。路肩に急停車し、まるでトランポリンで跳ねているような状態で待機していました。手前の道路は左右から山ができる様に隆起し、はるか先の路肩は道路の3分の1まで崩れていきました。揺れが収まったと同時に道路の状態を確認し、急いで高速道から脱出しました。その時すでに一帯は停電しており、信号機は無灯の中、どうにか自宅に戻りました。
その後2日間の停電と断水の中で生活することになりましたが、私が持っているアウトドア用の各ツールと沢山の魚が大いに役立ち、何とか事なきを得ました。
しかしながら、あの恐怖感や不安感は今でも忘れられません。また、いまだに震災前の生活を取り戻すことができない方が多くいることを忘れてはなりません。
生保労連の中央執行委員長として、今後も長い目で被災地のみなさんを支援していきたいと考えています。ともに、がんばりましょう。
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