私の同級生
2024年3月01日
みなさま、こんにちは。今年度期中の9月より中央副執行委員長を拝命しております大同生命労働組合の伊勢です。
生命保険業界に身を投じて25年目を迎えるなか、このような場を与えていただいたことにまずは感謝申し上げ、自己紹介も兼ね「同級生」についてお話したいと思います。
県のイメージとして代表的なお米、日本酒はもちろん大好物という新潟県新潟市出身の私ですが、同級生に拉致問題の象徴とも言える「横田めぐみさん」がいます。
小学校6年のときにお父様の転勤で広島から転校してきた彼女は、絵を描くこと、歌を唄うことが上手な、とても聡明なひとであったと記憶しています。
1977年13歳で北朝鮮の工作員によって拉致されたわけですが、当時は家出か誘拐かと様々な噂が飛び交いました。20年後の1997年に彼女が生きているという情報が入ったときは、大変驚くと同時にただただ安堵したものです。2002年には拉致被害者5名の帰国が叶いましたが、残念ながら2024年現在も彼女はご家族のもとに帰れていません。
私たちは日々大なり小なり悩みを抱えながら過ごしていますが、連れ去られ言葉も知らない異国で生きていくことを強いられた彼女を想うと、何事も乗り越えられるのではと考えさせられます。
拉致被害者の家族会代表として現在彼女の弟である拓也さんが、政府へ、そして国民のみなさまに「我が事であると考えてほしい」と訴えています。母親の早紀江さんも88歳、残された時間はそう長くないかもしれません。
ここ数日、また政府の動きとしてニュースでも報じられることのある拉致問題ですが、ご縁あってブログをお読みくださったみなさまに、この問題に想いを馳せてくださるお時間を少しでも持っていただけたのならば、同級生のひとりとしてありがたく思います。