生保労連(全国生命保険労働組合連合会)は生命保険会社の営業部門・事務部門に働く労働者25万人(19組合)を組織する労働組合です。

生保労連のつなげる、つながるブログ

労働運動の歴史を学ぶ

みなさんこんにちは。社会政策委員会を担当している近藤です。

 

今回は、少し前の事になりますが、生保労連の書記局で訪問した友愛労働歴史館について紹介したいと思います。

友愛労働歴史館は、日本の労働運動に関する写真や資料が展示された施設で、芝公園の近くにあります。

日本の労働運動は、191281日の友愛会創設を源流としており(こちらは諸説あるようです)、約100年もの歴史があるそうです。建物の前には、「日本労働運動発祥之地」の石碑や友愛会創設100周年記念モニュメントなどが設置されています。

当日は、歴史館の間宮氏に解説をいただきながら、戦前の労働運動の歴史について学びました。

 

友愛会は、ユニテリアン派の教会で働いていた鈴木文治らによって創設されました。ユニテリアンは、「人間の尊厳、進歩と発達」をうたったキリスト教の宗派で、福沢諭吉が日本への招聘に尽力したそうです。

鈴木文治は、友愛会綱領で、①相愛扶助、②識見の開発・徳性の涵養・技術の進歩、③協同・着実な地位の改善をうたい、労働運動をスタートしました。

今回の講義は、友愛会が日本労働総同盟に名称を変え、幾度かの分裂や合併を行った後、第二次世界大戦中に解散する、という、大変先の思いやられるところでお開きとなりましたが、戦後に労働運動が活発化し、連合に集約され今日に至るまで、友愛会の思想が脈々と受け継がれていることは十分に感じられました。

 

歴史館では、こうした労働運動の歴史を後世へと伝え続けるために、労働運動に関する写真や資料を収集し、保存・展示を行っているそうです。常設展と企画展があり、10月末までは「鈴木文治・友愛会と吉野作造」展が開催されています。

平日10時から17時までの営業ですが、土日祝日の見学を希望される方はご相談ください、との事ですので、興味のある方は是非、足を運ばれてみてはいかがでしょうか。

 

友愛労働歴史館ウェブサイト   http://www.yuairodorekishikan.jp/

 

ワーク・ライフ・バランス労使フォーラム

 こんにちは。ワーク・ライフ・バランスの推進を担当しております副委員長の大隈です。

 先日(11/15)に開催しました、“ワーク・ライフ・バランス労使フォーラム”を紹介します。

 まずは、今年もたくさんの方にご参加を頂き、本当にありがとうございました。

 労使フォーラムは、4年前のシンポジウムから数えて4回目の開催を迎えることができました。

 

プログラムは二部構成で、第一部は法政大学キャリアデザイン学部の武石教授に「ワーク・ライフ・バランス実現のための働き方改革」をテーマに基調講演を頂き、第二部は「労使一体となったワーク・ライフ・バランスの実現に向けて」をテーマにパネルディスカッションを行いました。コーディネーターに山梨大学 教育人間科学部 西久保教授、パネリストとして、基調講演に引き続き武石先生、他産別を代表して旭化成労働組合 後藤中央書記長、生保産業の経営側を代表して第一生命人事部ダイバーシティ推進室 吉田室長、組合側を代表して私が参加しました。

 当日の内容は、講演録を作成し、各組合に配布する予定にしておりますので、当日参加できなかった方は楽しみにお待ちください。

 最後になりますが、各労使ではまもなく春闘の時期を迎えます。今や「ワーク・ライフ・バランスの実現に向けた取組み」は、「賃金に関する取組み」と並ぶ重要な課題となっており、引き続き、ワーク・ライフ・バランスの実現を重要なテーマとして位置付け、各組合の支援に努めてまいります。

長崎でUNI世界大会、UNI世界女性大会、UNI-Apro青年大会が開催されました!

皆さんこんにちは。生保労連副書記長の早川です。

11月6~12日に亘って長崎で開催されたUNI(ユニオン・ネットワーク・インターナショナル)の各大会に参加しました。

UNIは世界150カ国にある900の労働組合2,000万人のサービス産業労働者が結集する組織で、生保労連も加盟しています。最高決議機関となる世界大会は通常4年ごとに開催されていますが、第3回となる今大会は10周年を記念して特別に今年長崎で開催されることになりました。(ちなみに第2回世界大会は2005年にシカゴで開催されました)

活水高校ハンドベル部の演奏で世界女性大会開幕

6~7日に行われた世界女性大会は活水高校ハンドベル部の美しい演奏により幕を開け、66カ国182組合から集まった441名の参加者により、「男女平等参画」や「世界金融危機と女性への影響」等様々な動議に対して、熱心な発言が行われました。

続いて8日に行われたUNI-Apro(アジア太平洋地域)青年大会では、加盟21カ国中14カ国の28組合から125名の参加者が集い、「平和な社会、パートナーシップを通じた組合強化を目指して、ブレイキングスルー!」という表題のもと基調講演やパネルディスカッション等が行われました。

そして9日から12日まで4日間に亘って開催された世界大会には87カ国335組合2,063名と大変多くの仲間が参加し、「長崎くんち龍踊り」の勢いあるパフォーマンスで開幕した後、「グローバル経済危機において、雇用と公正を」や「平和」といった様々な議題に対して力強い発言が行われたほか、平和公園まで全参加者で行進し平和集会を行うなど、様々な交流を行う中、団結を誓い合い閉幕しました。

「長崎くんち龍踊り」のパフォーマンス

(「グローバル経済危機に・・・」の議題では、生保労連佐藤委員長が「日本の生保業界における世界金融危機の影響と現状について」発言しました)

日本で世界大会が開催されることは滅多に無いことで、大変貴重な体験ができました。海外の多くの仲間と交流し、そのパワーを感じることができました。

また私たちが掲げる課題と同様な課題を取り上げ、その解決に向けて熱心に取組んでいる組合もあれば、現在においても戦争や人身売買等により基本的人権が侵害されている中、必死で活動に取り組んでいる組合もまだ多くあることを知り、大変衝撃を受けました。

グローバル化が進む中、世界の仲間達とさらに連携を深めていき、幅広い活動をさらに推進していきたいと感じた一週間でした。

最後になりますが、大会開催にあたりご協力いただいた各組合・組合員の皆さまに大変感謝いたします。ありがとうございました!!

第1回 ワーク・ライフ・バランス推進担当者会議を開催しました!!

こんにちは、労働局の堺です。

生保労連では、去る10/14にワーク・ライフ・バランス推進担当者会議を開催しました。

この会議は、ワーク・ライフ・バランスの推進に向け、各組合の担当者と労連本部、また各組合の担当者間の活発な意見交換等を通じ、運動の盛り上げを図っていこうという目的で昨年から年2回開催しております。

他業界などの先進的な取組み事例等を学ぶ観点から、外部より講師の方をお招きして、ご講演をお願いしておりますが、今回は、男性育休取得率が約80%の実績でも注目されている旭化成グループの労働組合から講師をお招きし、ご講演をいただきました。

また、先日、厚生労働省「均等・両立推進企業表彰」にて生保業界初の表彰を受けられた朝日生命労働組合・住友生命労働組合・第一生命労働組合の取組み事例をご紹介いただくなど、大変有意義な会議となりました。

事務局として会議を運営しながら私は、今はまだ独身ですが、将来家庭を持ち子供を授かるその頃には育児休暇を取得できるような、そんな職場環境、そんな業界になっていればいいな、と担当者として思いました。

U&Uネットワーク大津・四日市を開催しました!

こんにちは、社会政策・広報委員長の長崎です。

生保労連では、去る10/14に大津・10/15に四日市にてU&Uネットワークを開催しました。

いずれの会でも現地組合員方に多数ご参加いただき、消費者相談員方との間で積極的な意見

交換が行われました。

U&Uネットワークでは質疑応答の時間を設けており、大体消費者相談員からご質問を頂くことが多いのですが、

今回は組合員方から生保労連の活動について「是非頑張ってほしい!」とのご要望を頂きました。

生保労連では、現地組合員方となかなか接点を持つことができないことが悩みの種なのですが、「われわれの活動に関心を持っていただいているんだな・・」と大変嬉しく思いました。

U&Uネットワークの開催場所も累計40箇所を突破し、未開催県も相当限られてきました・・

次回は12月17日に佐賀で開催の予定です。

また現地組合員の皆さんとお会いできることを楽しみにしております!

U&Uネットワーク大津(10/14)の様子

U&Uネットワーク四日市(10/15)の様子